おかげさまで豆腐茶屋佐白山のとうふ屋も､2010年3月3日で７年目になりました。これまで当店を支えて頂いた多くのお客様に大変感謝いたします。

家族経営的な小さな有限会社ですが、64才で豆腐屋を開業した父も70才となり、父から私へ代表取締役のバトンを今年４月より引き継ぐことになりました。

小さな会社ですが社長になったからには、今までのように"父のため"ではなく"会社の発展のため"精一杯頑張ってゆきたいと思っております。

豆腐屋になる前、父は会社員として必死に働き私たちを養ってくれました。父に"もう一花咲かせてあげたい"という想いで当時、豆腐茶屋佐白山のとうふ屋をオープンさせるべく私は毎日深夜まで立ち上げのための業務を頑張りました。今ではとてもいい思い出です。７年前に家庭菜園であった我が家の畑を分筆登記・農地転用・地目変更登記・確認申請・施工図作成・施工管理などを私が手がけ現在の店舗を建築しました。

私は幼い頃から、絵を描くことや物を作ることが大好きでした。建築デザインの専門学校を卒業し南青山のデザイン事務所、地元の工務店などで店舗建築、大型店舗建設、住宅建築など14年間にわたり建築業界に従事してきました。私、実は建築士なんですよ!!

同じもの作りでも"固い物"と"柔らかい物"とだいぶ違いますが、豆腐作りはとても楽しい大好きな仕事です。先人たちの手作り豆腐を継承しながらも、新しい豆腐つくりにも挑戦し豆腐職人として精進してまいります。

私は今年"厄年(やくどし)"ですが、飛躍(ひやく)する年"躍年(やくどし)"にするべく節目の年である本年邁進してまいります。

これからも精一杯頑張ってゆきますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

2010年４月１日 豆腐職人のぶ